パニエの選び方:形、丈、そしてボリューム
平坦に見えるコーディネートは、ほぼワンピースのせいではありません。パニエが、その上に服が乗る形を決めます。そして最後に、いちばん安く、間違って買われがちなのがこの一枚です。先にこれを選ぶことが、ほかのすべての見え方をいちばん大きく変えます。
シルエットはパニエが作る
ボリュームを前提に裁たれたワンピースは、下に何もなければ落ちてしまい、同じワンピースが合ったパニエの上では掲載写真のように見えます。各系統が形で語られるのはそのためです。Aライン、ベル、カップケーキ。その形を作るのは上の服ではなく、下の層です。パニエは最初の主役の一着と一緒に買ってください。あとからシルエットを直すのは、たいてい一枚目を調整することではなく二枚目を買うことになります。
Aライン、ベル、カップケーキ
Aラインはウエストから徐々に広がり、無難な既定値です。クラシカルやゴシックに合い、多くの JSK の下で収まりがよく、衣装に見えにくい形です。ベルはボリュームを下のほうに多く持たせ、甘い系統に結びつく丸い輪郭を作ります。カップケーキは最も強く、裾で外へ張り出すため、覆えるだけの布量で裁たれたスカートが必要です。そうでないと輪郭が透けます。どれだけ膨らませたいかではなく、そのワンピースがどの形を前提に裁たれたかに合わせてください。
枚数より丈が効く
スカートより長いパニエは裾から出ます。短すぎるパニエは、ボリュームが終わるところに段が見えます。スカートのウエストから裾までを測り、それより二、三センチ短いパニエを選んでください。これは枚数よりも結果を左右し、「どこがとは言えないが何か違う」と感じるコーディネートの最も多い原因です。丈調節のできるパニエもあり、一枚で丈の違う複数のスカートを賄うなら、その差額に見合います。
ボリュームはどこから来るのか
ボリュームを作るのは三つです。段の数、生地の張り、そして中にワイヤーやボーンがあるかどうか。段重ねのオーガンジーは寛容な膨らみを出し、たたんで持ち運べます。ワイヤーは正確で崩れない形を作りますが、薄い生地の下では線が出て、座りにくくなります。シフォンの重ねはボリュームが最も少なく、動きが最もよく出ます。枚数は多ければよいわけではありません。重いワンピースは柔らかいパニエをつぶし、軽いワンピースは硬いパニエの上でずり上がります。上の生地の重さにパニエの重さを合わせてください。
着け方と、普段用の一枚
普段着なら控えめなボリュームが正解であることが多く、行事用の一枚と日常用の軽い一枚を持つ人が少なくありません。ワンピースの裏地の上に着け、下には入れないこと。そしてウエストがスカートのウエストと同じ高さに来ているかを確かめてください。ずれていると互いに押し合います。着ているうちにパニエがずり上がるのは、ウエストがゆるいか丈が合っていないからで、ボリュームが原因であることはまれです。下にドロワーズを履くのは、快適さのためにも、大きく広がった裾が動いたときに隠れるもののためにも意味があります。
届いたときの膨らみを保つ
パニエは着ることではなく、つぶされることで形を失います。ウエストから逆さに吊るして層を開かせるか、通気性のある袋にゆるく入れて保管し、ほかの服の下に平らに置かないこと。輸送のために圧縮されて届くので、一日吊るすか、離れた位置から軽くスチームを当てれば戻ります。洗うのはまれに、手で。撹拌はボリュームを生んでいる張りのあるオーガンジーそのものを傷めます。柔らかくなってしまったパニエは、たいてい経年ではなく保管による損傷です。