初めてのロリィタコーデ:それぞれの一枚が担うもの
最初によくある間違いは、ドレスを買って写真のように見えると思うことです。そうはなりません。写真はコーディネートで、複数の服がそれぞれ別の仕事をしています。どの一枚が何を担っているかが分かれば、先に買うべきものと後回しにできるものは自然に見えてきます。
シルエットは下から作られる
見え方をいちばん作っているのはパニエです。なければJSKは落ちてしまい、ただのワンピースに見えます。あれば、この系統が認識される形になります。だからパニエは二着目のドレスより先に買う価値があり、ボリュームと丈が重要になります。支える裾よりわずかに短く収まるのが正解で、オーガンジーやハードチュールは柔らかいメッシュより形を保ちます。
主役の一枚と、それが必要とするもの
JSKは袖がないのでブラウスを下に必要とし、OPは袖が付いているので要りません。この一点の違いが、買うのが一枚か二枚かを決めます。スカートは最も融通が利く入口です。すでに持っているトップスで着られるので、一式そろえる前に「このシルエットが自分に合うか」を確かめるいちばん安い方法になります。
仕上げるもの、後でよいもの
コーディネートを「寄せ集め」ではなく「意図されたもの」に見せるのはヘッドウェアです。ボンネット、カチューシャ、あるいは平らなヘッドドレス。慣例として主役の柄や花びらに合わせます。コルセットやビスチェはウエストを絞り、ブラウスの代わりにもなります。小物、アームカバー、ネックレス、取り外しリボン、は構造を変えませんが、たいてい特定の発売に合わせて設計されるので最初に売り切れ、後から足すのが最も難しくなります。
レッグウェアと靴が線を締める
シルエットは裾で終わりではありません。オーバーニーソックス(OTK、柄やレースの履き口が付いたもの)が定番なのは、裾と靴のあいだを線を切らずに埋めるからです。タイツは同じ役割をより素っ気なく果たし、冬に実際に穿かれているのはたいていこちらです。靴はつま先が丸く、低い太めのヒールか甲のストラップという形が一般的で、いわゆるティーパーティーシューズです。どちらもドレスと同じアトリエで揃える必要がないので、最初に手を出しやすい部分でもあります。
一式が揃っていないときの合わせ方
ドレス・ヘッドウェア・小物が一緒に設計された一式は、いちばん簡単で、いちばん高くつく合わせ方です。ない場合は、柄の中から色を一つ取り出して、ブラウス・靴下・ヘッドウェアのどれかでその色を繰り返します。柄そのものを合わせにいってはいけません。柄がわずかにずれているほうが、確かにその柄に入っている色の無地より悪く見えます。無地のブラウス、パニエ、レッグウェアが元を取るのはこのためで、複数の主役に使える一方、柄物はたいてい一着にしか合いません。
現実的な最初の一回
この順に買えば、届いた時点でどれも使えます。スカートかJSK、次に白かオフホワイトの無地ブラウス、次に裾丈に合わせたパニエ、最後にヘッドウェアを一つ。ここまでで一つの完成したコーディネートです。コルセット、柄物のレッグウェア、小物セットは必須ではなく追加であり、同時に特定の発売に結び付きやすい部分でもあります。欲しいと決まっているなら主役と一緒に、決まっていないなら見送るのが妥当です。